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外国人もびっくり!! まちがいだらけの日本人の言葉遣い

こんにちは。 関西作法会 Yです。

先日開催しました「心のおしゃれ講座」のご報告です。

 

日時 平成28年11月26日 午後1時30分~3時

会場 関西作法会(トータルマナー株式会社)

講師 トータルマナー株式会社 花田 方子

内容 外国人もびっくり!! まちがいだらけの日本人の言葉遣い

 

「心のおしゃれ講座」は会員講習会とも言い、当会の会員は無料で参加できます。

また、一般の方どなたにもお気軽にご参加いただこうと、 1回500円(税別)というお手軽価格で年5回開催しています。

 

(2020年2月追記)

心のおしゃれ講座は、現在1回1000円(税込)、年4回の開催です。

 

基本はマナーに関する講座を行っておりますが、今回は少し趣が違います。

 

講座を担当した日本語教師としても活躍している花田講師よりの報告です。

 

心のおしゃれ講座外国人もびっくり!日本人のことば遣い

 

心のおしゃれ講座「外国人もびっくり!! まちがいだらけの日本人の言葉遣い」平成28年11月26日

 

日本語学校で日本語を教えている留学生から、 最近「日本人の日本語がわからない」という相談を受けました。

 

聞いてみると

「文法的に間違っている」

「カジュアルな会話表現」

「若者ことば」

だったために意味がわからなかった、というものでした。

 

例えば、次のようなものです。

 

見られる→見れる(ら抜きことば)

嫌いなものを食べさせられた→食べさされた

面白い→おもしれえ

さりげなく→さりげに

女っぽい服→女っぽ服

 

日本語学校では文法的に正しいものを教えているため、

かえって外国人には日本人が話す日本語がわからない、

といったことが起こってくるようなのです。

 

そこで、聞いたときに違和感を感じることば遣いについて、

「日本語の文法」「実際の言語の運用」

という視点から ことば遣いを捉えてみようというのが、今回の趣旨でした。

 

具体的には動詞の活用について

五段活用

下一段活用

上一段活用

カ行変格活用

サ行変格活用

などを思い出してもらい、

なぜ五段や一段の活用なのか、その意味と

なぜ、文法的に間違いなのか説明しました。

 

国文法のおさらい

 

日本人であれば、文法などわからなくても日本語は使えるため、

今一度「国文法のおさらい」というのが皆様「意外」でもあり、

「新鮮」に感じていただけたようです。

 

「動詞の段活用の謎が解けた」

「今まで何も考えずに使っていた」

「間違いだとわからなかった」

などのご意見を賜りました。

 

しかし、ことばは時代とともに変わっていくものでもあるので、

今は文法的に間違っていてもそれが認められる時代がくるかもしれません。

 

現に、ら抜きことばなどは平成7年に話しことばとして認められています。

 

「とんでもございません」などもいい例ですね。  

 

ただ、そうは言っても、

文書を書く際や目上の方とお話しする際に、

文法的に間違っていることばや流行の若者ことばなどを多用するのは

いかがなものかとも思いますから、

ことば遣いもやはりTPOをわきまえて使うことが大切だと思います。

 

今回は、私自身が日本語学校で教えていることを皆様にお伝えするよい機会でした

 

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

(花田 方子 記)

 

関西作法会では冠婚葬祭をはじめ、日々の暮らしに身近なテーマを通して、

日常生活に役立つマナーの講習会を実施しております。

 

今後の予定はこちらをご覧ください。

 

また、「心のおしゃれ講座」を無料で受講できる マナー会員も募集中です。

 

皆様のお越しをお待ちいたしております。  











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