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「授業の受け方」を統一
わたくしどもでは、大学・短期大学・専門学校・高校と多くの学生教育をしていますが、すべて「授業の受け方」を統一しています。
基本的には、次の3点は必ず最初に指導し、毎回行います。
・教室への入退室の仕方
・授業の最初と終了のあいさつ
・名指しをされたときの態度
これは、社会人になった時のための訓練でもあります。
社会人になったからと言って、すぐに仕事にかかわる人たちに好感の持たれる挨拶ができたり、敬意を持ったお辞儀ができるものではありません。
学生の時から訓練していると社会人になっても自然に行動でき、周りの人々を大切にする心が育ちます。
ご希望に合わせたシラバスのご提案
社会人マナーを授業に組み込む際には、学校様のご希望に合わせてシラバスをご提案します。
これまでに、下記のような授業を行っております。
①社会人マナーを身につける例
当社公式テキスト「ビジネスでの常識集」を使用し、前期15回は社会人マナー、後期15回は就職面接対策など行うシラバスを組むことが多くあります。
・自動車整備関係の専門学校
―担当した講師より―
初回に、教室への入退室の仕方、授業の最初と終了のあいさつ、名指しをされたときの態度などを説明しました。
まだ入学したばかりですので、この学校ではそのようにしなければいけないのだと素直に聞いてくれました。
ですがだんだんと崩れてきますので、毎回の授業でチェックします。
「今のお辞儀きれかったよ」「ちょっと首折れたね」など、お陰様で、前期が終わりましたがかなり身についてきました。
これからの後期は、就職の面接対策になります。前期で訓練した挨拶やお辞儀が活かせることを実感してくれると思います。
・旅行ホテル関係の専門学校
―担当した講師より―
留学生のみのクラスを担当しました。
日常会話レベルの日本語は可能ではあるものの、読み書きは難しい学生も多く、板書やプリントにはルビを振り、できるかぎりわかりやすい表現で授業をすすめる工夫をしています。
生活習慣や文化の違いで戸惑うことも多くありますが、とても明るくて、積極的に反応してくれます。
また、実技なども素直に実践してくれますので、今後の授業も仲良く進めていけそうで楽しみです。
②秘書検定対策を組み込んだ例
秘書検定は文部科学省後援の公的資格で、秘書というより様々な職種・業種に役立つ、社会人として必要な基本的知識やビジネスマナーが概ね網羅されています。
また、上司、上司の上役、上司の部下、先輩、後輩、お客様と秘書(自分)との関係性やコミュニケーションの取り方や考え方を学べます。
ですので、前期15回で秘書検定の内容を学びながら、資格取得を目指し、社会人マナーを身につけ、後期15回では就職活動に備えた内容のシラバスを組むことが多くあります。
・経営会計学科のある短期大学
―担当した講師より―
秘書検定の問題は、秘書Aの日常業務の様子からの出題などもあるので、実際に仕事をしている姿をイメージしやすいようです。
毎回の挨拶、お辞儀なども徹底して行っていると身に付いてきます。
実際の授業ではあまり実感が無いようですが、就職が決まる頃になると、「あの時にしっかりやっていて良かった」「お辞儀がきれいだと就職先の方に褒められた」などと言ってくれる学生がいて励みになります。
③サービス接遇検定を組み込んだ例
サービス接遇検定も文部科学省後援の公的資格で、お客さまへサービスする際の心構えや話し方や振舞いなどが学べます。
「サービス」とは「お客様に満足を提供すること」そのため、将来サービス業につく可能性のある学校や学科様でサービス接遇検定を組み込んだシラバスを組んでいます。
・服飾関係の専門学校
―担当した講師より―
通年の授業で、「第一印象にかかわる基本のマナーと言葉遣い」「サービス接遇検定対策」「就職面接対策」の3本柱で授業をおこないます。
服が大好きで元気な学生が多い学校です。
「第一印象にかかわる基本のマナーと言葉遣い」では、「基本の授業の受け方」を毎回の授業で徹底します。
「サービス接遇検定対策」では、2級と準1級を目指します。
2級のペーパー試験対策では、より多くのケーススタディを話し、サービスマインドを育てます。
そして、より多くの問題に取り組んでもらいますので自宅学習もあります。
準1級の面接対策は、トータルマナーの講師で元審査員をしていた者もおり、出題課題など共有できていますので、しっかりロールプレイングで学ぶことができます。
お陰様で、クラスによっては、2級合格100%、準1級合格85%という結果で嬉しく思っています。
「就職面接対策」は、自己分析から履歴書の書き方、模擬面接と指導しています。
履歴書は、苦手な学生が多いのでグループになり楽しく書いてもらっています。
模擬面接は積極的に参加してくれますので助かっています。
・調理製菓学科のある短期大学
―担当した講師より―
料理実習などの実際に身体を動かす授業が多い学科で、座学が苦手な学生が多くいます。
それゆえ就職活動で武器なる資格を持たず、就職に苦戦する学生も多いということで、まず、資格を取得させてやって欲しいとの学科の熱いご希望により、前期15回にてサービス接遇検定2級の取得を目指し、後期15回にて、準1級の取得を目指しながら、就職活動にも備えられるようにシラバスを組んでいます。
また、調理に関わる業界では裏方の職人気質、あまりお客様と接することはないと思っている学生もいるので、料理人も今では立派なサービス業、お客様と接することも多くなっているということを伝え、ビジネスセンスを身につけていただけるよう日々奮闘しています。
④ビジネス実務マナー検定を組み込んだ例
ビジネス実務マナー検定も文部科学省後援の公的資格で、ビジネス社会を知り、それに合わせて行動することを身につける検定です。
ですから、学生においては将来どのような職種についても必要な内容です。
ですから大学様では共通科目として、どの学部の学生も選択することができます。
―担当した講師より―
毎年、5月の連休明けぐらいから検定対策に入り、7月初旬の2級試験を受けますので、かなりハードな授業ですが、しっかり自宅学習もこなし頑張ってくれます。
その理由は、選択科目で社会人マナーなど興味のある学生のみが参加しているからです。
そのような学生に応えたいと、いろいろな補助資料などを準備し、分かりやすく授業を進めています。
「社会に出る前にこの授業を受けて良かった」「お陰で第一志望の会社に内定をもらいました」など嬉しい言葉をいただきました。
⑤ビジネス能力検定(B検)ジョブパスを組み込んだ例
ビジネス能力検定(B検)ジョブパスも文部科学省後援の公的資格です。
学生が就職前におさえておきたいビジネス知識や社会人のマナーから、人材育成の課題である問題発見力・提案力・発信力まで、 就職間近の学生、新入社員、入社数年の中堅社員の幅広い層に取り組んでいただける試験です。
・建築関係の専門学校 前期のみ
―担当した講師より―
検定試験日まではビジネス能力検定3級対策の授業を行い、7月の検定終了後は3回ほど就職関係の指導をしています。
この授業は、講義が多く、学生にとっては退屈する授業です。
検定対策なので、名刺交換などロールプレイングの時間がなくできません。
ですから、授業中、居眠りをしないよう、頻繁に質問をしたり、眠そうな人に、テキストを読んでもらったり工夫をしています。
また、毎回、翌週には前回の復習としてミニテストをします。
真面目な学生が多く、お陰様で毎年合格率は、ほぼ100%で、後期の授業はないのですが独学で次回の12月検定2級にチャレンジするという学生もいると聞いています。
⑥大学のオープンキャンパスの例
ほとんどの大学様が30~50分の短い講座です。
内容は、授業の模擬講義と推薦入学・AO入試の面接対策講座と2種類あります。
模擬の授業は、お辞儀の仕方、名刺交換、お茶出しなどのデモンストレーションを行い、高校生が退屈しないようなテーマにしています。
入試面接では、大学入試の心構え、自己紹介の仕方、入退室の流れなど説明します。最後に数名ずつ模擬面接のロールプレイングをしていただきます。
―担当した講師より―
短期大学様でのオープンキャンパスは、模擬講義です。
以前は、「挨拶」のテーマでお辞儀などのロールプレイングを行っていましたが、年に4~5回あるオープンキャンパスに毎回参加してくれる高校生がいましたので、その後毎回テーマを変えることにしました。
勿論、その高校生は入学していただきました。
また、4年生大学様の入試面接のオープンキャンパスでは、遠方から保護者様同伴が多くいらっしゃいます。
お辞儀などご一緒に参加いただき、ご自分のお嬢さんご子息に一生懸命アドバイスしていらっしゃるのがほほえましく楽しい講座です。
保護者様から、「勉強になりました。先生、お話上手ですね」などお声がけいただき、嬉しく思いました。
⑦一般マナーを組み込んだ例
学生マナーにおいては就職活動に役立つようにとの観点から、ビジネスマナーに主眼をおいたご依頼が多いですが、私どもの強みは冠婚葬祭のマナーを礼法作法のルーツから学んだ講師ゆえ、一般マナーも自信をもってお伝えできる点です。
ご依頼があれば、小学校・中学校・高校・専門学校・大学問わず、シラバスをご提案いたします。
・中高一貫の私立の学校
中学・高校ともに、通年の授業中に10回前後基本のマナーから一般マナーの授業を組み込ませていただいております。
―担当した講師より―
この講座では、挨拶や言葉遣いだけでなく、修学旅行での公共のマナー、日本の風習(お正月のしきたり・和食のマナー)など指導しています。
できるだけ飽きさせない授業をと考えながら取り組んでいます。
例えば、「この言葉を敬語に直して」と、1列ごとに質問します。
それぞれが積極的に答え、中には、1列全員が「せーの 〇〇〇〇〇です」と元気に答えてくれます。
ですが、言葉が出ない学生がクラスに1、2名います。そのような学生には、無理強いをせず、気遣いながらできる範囲でやってもらいます。
学生の感想文には、「敬語が勉強になった」「プレゼントを渡すとき紙袋まま渡してた。これから気をつけます」「みんなの前で面接シミュレーションをする大切さがわかった」など前向きな感想をいただき嬉しく思いました。
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学生のうちに社会人マナーを学ぶ事はとても大切です。
また、半期通年の授業にマナーを組み込んでもらうことは、「社会人はもとより、幼稚園児から大学生にいたるまで、全国にマナーを広めたい!」という代表の夢でもあります。
もし、少しでもマナーを授業に取り入れてみたいとのご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。