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美しく見える物の受け渡しと所作

こんにちは。
関西作法会 Yです。

 

先日開催しました「心のおしゃれ講座」のご報告です。

 

日時 令和4年9月24日(土) 午後1時30分~3時
会場 トータルマナー株式会社
講師 トータルマナー株式会社 芝池 公子
内容 美しく見える物の受け渡しと所作

 

 

では、講座を担当した芝池講師よりの感想です。

 

心のおしゃれ講座「美しく見える物の受け渡しと所作」令和4年9月24日

 

私達は生活の中で多くの物を受け渡ししています。
特に相手の方に物を渡す時は、相手を気遣う心を持ち、その気持ちを形に表すことが大切です。
その形を、実践を交えてお伝えしました。

 

今回は、ペン・本・はさみ・小型ナイフ・包丁・金包み(台付ふくさ)・手土産・お茶の出し方・名刺・マイク・傘・花束といろいろな物を実際に受け渡していただきました。

 

何かを誰かに渡す際にはポイントを押さえておくと、美しく見えます。

 

相手に物を渡す時のポイント

 

①出来る限り両手で渡す。
②相手から見て、正面に向けて渡す
③相手が取りやすい位置に差し出す
④指先を揃えた先細りの手にするとスマートで美しい

 

具体的には…

 

小さな物の扱いは、右手の指3本(親指・人差し指・中指)で手前を持ち、左手を先細りの手でそっと添えると良いです。

ペンなどの場合、すぐに相手が手に持って書けるように、相手が持つところを開けて渡すとスマートです。

 

 

危ないものは安全に渡すことが大切です。
ハサミやナイフなど刃がついたものは、刃先を相手に向けないようにします。

 

 

 

包丁などは布巾で包み、お盆に載せてお渡しすると良いです。
刃先の向きが分かるように少し柄の近くを見せるのもポイントです。

 

 

傘や靴ベラなどの細長い物もやはり相手が取りやすい位置に柄を向けて渡すと、非常にスムーズで見た目も美しくお渡しできます。

 

 

今回は、実践しやすいように、道具や場面の設定、会話などをリアルにして受け渡しの所作をやっていただきました。

 

身近な物が多く、即実践できる扱いや所作が多いので、皆様、積極的にご参加くだいました。
また、2人組になって受け渡しする事が多かったので、互いに話をしたり相談されたりと和やかな雰囲気でした。

 

最後、花束を渡す実技の際は、架空のお祝いを述べてリレー式に花束を渡していきましたが、お祝いの口上に
皆さん大笑いで、和やかに終えることができました。

 

 

受講生の方から、ご質問がありました。

 

Q:名刺を預かり担当者に取り次ぐことが多いのですが、いただいた名刺をどのように持てばよいのでしょうか?


A:名刺は手の平の上に乗せて大切に持ち運びます。膝を曲げ、名刺を乗せた手が腰より下にならないように注意しましょう

 

また、ご感想として

 

「傘のお忘れ物が多く、どのようにお返しすれば丁寧にお渡しできるかと思っていました。相手の事を考えて渡す事と、スマートに渡す事を学びました。早速、実践してみます」

 

とおっしゃっていただき、今回の講座が少しでもお役に立てたことが嬉しかったです。

皆様、日常の小物やペン、本などは何気なく渡されていた方が多かったのですが、ポイントをお伝えすると手元が美しくスマートに変わりました。

 

右手の指3本(親指・人差し指・中指)で手前を持ち、左手を先細りの手でそっと添える、
この所作が多くの所作の基本になっていることに、私自身、気が付きました。

 

(記 芝池 公子)

 

【受講生の声】(一部抜粋)

 

・目からウロコでした。誤って覚えていたことも多く、傘は早速実行したいと思います。


・日頃からバタバタと過ごしていて、自分の所作を振り返ることもないので、改めて「物を受け渡す時どうするのか」と考えるとわからないことに気づかされました。
日々、このように優雅に動けるように努力したいです。


・お話の進め方、状況を想像させるお上手で楽しかったです。

 


 

トータルマナー株式会社/関西作法会では冠婚葬祭をはじめ、日々の暮らしに身近なテーマを通して、
日常生活に役立つマナーの講習会を実施しております。

 

今後の予定はこちらをご覧ください。

 

また、「心のおしゃれ講座」を無料で受講できる
マナー会員も募集中です。

 

皆様のお越しをお待ちいたしております。











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